
最近、子供がYouTubeばかり見ているけど、大丈夫かなあ。
わかります、その悩み。YouTubeに熱中する子供は増えていますよね。
もちろん、我が家の小学2年生の息子も、YouTubeが大好きです。
僕自身は親になるまでYouTubeを見なかったので、息子があまりにもYouTubeに熱中するのを見て、



一体、何がそんなに面白いのだろう。
と不思議でした。
今の子供達は、生まれた時からYouTubeや動画配信サービスが身近にあるデジタルネイティブ世代。
その子供達と、感覚が違うのは、当たり前です。
ですが、今の子供達を理解するのに、感覚が違うだけで済ませてしまうのは、親として大人として、あまりにも無責任かもしれないと思ったのです。
そこで、僕はまず、YouTubeというものを理解する為に、自分自身でYouTubeをたくさん見てみました!
そして、YouTubeの仕組みや、子供が何に興味を示すかをより知るために、一年間、自分自身でYouTubeに動画を投稿してみました!
そこで見えてきた、
- YouTubeを見ることの「メリット」
- YouTubeを見ることの「デメリット」
- YouTubeと「どのように付き合ったらいいか」
- YouTubeを見ることの「自発的な制限方法(実践中)」
を、この記事で紹介します。
子供がYouTubeばかり見て悩んでいる方は、ぜひご一読ください(^^)
子供がYouTubeを見る良い点(メリット)
学びのある動画もある
お笑いやゲーム実況意外にも、YouTubeでは子ども向けのコンテンツもありますし、実験動画や教育動画は、子供の好奇心や教養を育ててくれます。



我が家の息子は、掛け算の九九をYouTubeの「九九のうた」で覚えました。
お風呂上がりに、曲を流しているだけで、一ヶ月ほどで歌えるようになっていました!(意味はわかっていないかもしれませんが)
漢字を覚える


これは、意外なメリットでした。小学2年生の息子が、まだ学校で習っていない漢字をスラスラ読めるのです。
息子は、マインクラフトというゲームの実況動画を見るのが大好きなのですが、その動画で「鉄」や「石炭」という文字などを読めるようになっていました。
テロップと音声が同時に流れるので、覚えやすいようです。「好き」や「楽しい」の力の強さを思い知りました。
子供の関心がわかるので、親子の会話のネタ、共通の話題ができる


こちらは、「親子で一緒にYouTubeを見る」という事が前提になります。
後述しますが、これが一番大事になります。
これは、別にYouTubeに限った事ではないのですが、子供が野球が好きなら「一緒に野球の試合を観に行く」でも、ピアノが好きなら「一緒にコンサートに行く」でも、電車が好きなら「一緒に電車に乗りに行く」でもいいのです。
子供は、自分が好きなものに、「親が一緒に楽しんでいる」ということが、本当に嬉しいのです。
子供がYouTubeを見る問題点(デメリット)
一人でYouTubeを見せると、家族の会話が減る


- 子供はYouTubeを見ると、ジーッと夢中になって見るので、家族の会話が少なくなることもあります。
- そしてYouTubeは、オススメ動画や関連動画が絶え間なく表示されるので、受け身になります。
- 動画を受け身で見ているだけでは、自分で考えて伝えるスキルが育たず、コミュニケーションが下手になってしまいます。
普段から会話がない状態だと、子供が学校のことや友達のことで悩んでる時も、家族に相談しづらくなります。
また、相談しようと決心できたとしても、コミュニケーションがうまく出来ない子は、親にどのようにして伝えたらよいかも、わからなくなります。
視力の低下


- テレビやゲームもそうですが、長時間、画面を集中して見ていると、目が疲れて、視力の低下につながってしまうでしょう。
- また、スマホやパソコンでの視聴は、ブルーライトにより視力の低下も起こってしまいます。
お絵かきや工作、運動などの能動的な遊びの時間が減る


YouTubeのような受け身の動画に慣れてしまうと、自分で遊びを見つけたり、自分でひらめいたアイデアを表現する遊びが苦手になってしまいます。
昔は、おもちゃや娯楽自体が少なかったので、目の前にあるものを、どうにかして遊びにしようと考えたものです。
そして、室内にこもるので、身体を動かしてする遊びの機会も減ってしまいます。
YouTubeへの付き合い方
メリットとデメリットが見えてきたところで、YouTubeへの付き合い方を考えてみました。
なるべく親子で一緒に見る


子供は、自分が好きなものに、「親が一緒に楽しんでいる」ということが、嬉しいのです。子供は親と、一緒に笑って楽しい時間を過ごしたいのです。
そして、一緒に見ると、今、子供が何が好きで、何に興味を持っているか知る事が出来ます。
共通の話題が出来ることによって、自然と会話が生まれ、子どもは親とコミュニケーションが取りやすくなります。
コミュニケーションは、会話をすればいいというものではありません。勉強の話や学校の話ばかりでは、子どもは嫌になってしまいます。子どもの好きな会話をするのがおすすめです。
YouTubeを見ることをメリットにするためには、この「一緒に見て」、「一緒に楽しむ」という事がいちばん大事だと思います!
学びのある動画を見つける


YouTubeは、お笑いやゲーム実況、アニメなどのエンタメ動画だけではありません。
教育系チャンネルや実験動画など、実際に子供への教育に役立つ動画はたくさんあります。
最近では、教育系YouTuberの葉一(はいち)さんが配信する、小学生から高校生までと幅広く教えてくれている、分かりやすい授業動画が注目を浴びています。
親は、「子供が楽しむこと」を受け入れる


僕の子供の時も、大人にとって、子どもへの発達や悪影響を心配してしまうようなテレビのバラエティ番組やアニメはありました。
ですが、子供にとって、それも楽しい時間の一つなのです。くだらないと思うような事で、大笑いしたいのです。
親と一緒に大笑いできたら、もっと嬉しいです。
子供にとって悲しいのは、それを見ている時に、親が「何が面白いのか、わからない」と否定する事です。
それによって、子供は、自分の感情や感性も否定されたような気持ちになって、悲しくなってしまいます。
とは言え、YouTubeを長時間見せることへのデメリットがあるのは確かです。
無制限に見せる、という事は、オススメできません。
という事で、我が家で実践している【YouTubeへの自発的な制限方法】を3つ、ご紹介致します!
YouTubeへの自発的な制限方法(実践中です)
他の遊びの提案
子供は、YouTubeが楽しいから見るだけでなく、「暇だからなんとなく」見てしまっている時間もたくさんありす。



わかります、大人だってそうですもんね。(僕もそうです)
それなら、YouTube以外で子供が楽しめる時間をつくってあげてください。
そのためにも、親は普段から子供と向き合い、子供が何に興味を持っているか、わかっていなければいけません。
こちらの記事も参考に読んでいただければと思います。
我が家がしている室内遊びを中心に書いた記事ですが、親が子供と一緒になって遊べるものを中心に選びました。
特に、レゴブロックでの遊びは、YouTubeと同じくらい、夢中になると思います。
朝は見ていい(我が家では「朝Tube」と呼んでいます)


我が家の息子は、朝起きるのが苦手です。特に、学校のある平日は、自分からは全く起きようとしませんでした。そこで考えたのが、「朝Tube」です。
「朝Tube」とは、朝早く起きて、洗面や歯磨き、着替えや朝食を済ませたら、学校の登校時間までは、YouTubeを見てもいい、という我が家のルールです。
タイムタイマーを使う
こちらはオススメのアイテムです!


YouTubeアプリや子供向けのYouTube Kidsアプリには、視聴時間を制限する設定もあります。ですが、それも結局、強制的に制限する方法となります。
大事なのは、子供を管理することではなく、子供の時間感覚やを自主性・自発性を養うことです。
我が家も最初、このタイムタイマーを使い始めた頃は、親が時間設定をして、息子がしぶしぶそれに従う、という感じでした。
ですが今は、
- YouTubeを見る前やゲームをする前に自分で回して、「この時間だけ視る、遊ぶ」と決めたり、
- 宿題や勉強をする時もタイマーを回して、「この時間内には宿題を終わらす!」と頑張ったり、
- 「この時間までは集中して勉強する」
と決めているようです。
タイムタイマーの使い方のポイントは、下記の記事に書きました!本当にオススメなので、是非ご参考に見てください!
まとめ YouTubeの制限方法は、子供が自発的に出来るシステムで!
我が家のYouTubeの「自発的な制限方法」の3つをもう一度まとめてみました。
- 他の遊びの提案
- 朝は見ていい(我が家では「朝Tube」と呼んでいます)
- タイムタイマーを使う
今回の記事では、YouTubeを制限するだけでなく、子供の自発性も育めるような方法をご紹介させていただきました!
大事なのは、親が一方的にルールを決めるのではなく、子供とたくさん話し合って、親子とも納得できるルールを一緒に決めること。
そうすることによって、子供は、自分の意見が尊重されていることを自信に思い、そして、自分が納得できたルールは、自ら守ろうとします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事が、YouTubeとの付き合い方の参考になれば嬉しいです。